そうか!この人間関係のストレスは・・・ちょっとしたコツがいる!に思わず納得!!

✰ 対人関係にもちょっとした「技」が必要って・・・・・
多くの人のストレスの原因となっている対人関係については、「対人関係を整える技術」も必要です。
「心穏やか」で、ベストな対人関係をつくるために、前提となるマインドセットがこれです。
「あなた=わたし」ではない。これが、対人関係をよくしていくための大前提となる思考です。
対人関係で悩みを抱えてしまう場合、その多くが、「あなた=わたし」と考えてしまっているのです。
「わたしがこれだけいっているんだからやってくれ」「あの場面であんなことをいうなんて信じられない」
そんな場面は対人関係において多々あると思いますが、はっきりいえば、自分の置かれた環境と他人の置かれた環境がちがえば、なにもかもちがうのは当然のことだと考えるべきです。
いや、そもそも人間自体がちがうのだから、そんなときに、「あなた=わたし」で考えていても、相手はいつまでも動いてはくれないし、またあなたのことを理解してもくれないでしょう。
考え方や価値観が異なる人間が集まっている組織であれば、なおさら一律の基準で縛ることには無理があります。
最低限守るべきルールは必要ですが、年功序列や学閥をはじめ、時代に合わない価値観が蔓延しているからこそ、ストレスフルな対人関係も生まれるわけです。
だからこそ、対人関係にもちょっとした「技」が必要なのです。そして、そのもっとも基本となる姿勢が、「あなた=わたし」ではない、という考え方なのです。
✰ その人のどこが嫌いなのかは・・・
【1】全部が嫌い!!と全否定・・・にもきっかけがあったはず
多くの人が、嫌いな相手の成すことすべてが嫌だ、「存在」そのものが嫌いだと全否定しがちですが、嫌いになるきっかけは、実は相手の「言動」などの一部だったりします。
車が故障して動かなくなったとしましょう。
その原因は車そのものではなく、どこか小さな一部が故障しているだけなのに、車全体に影響してしまうこともあります。
【2】何がきっかけ(原因)だったかをみつけるために・・・
嫌いな相手との関係は、どこか一部が故障してしまい、それが関係全体に影響してしまった、と考えることができます。
これを修復していくために、故障している箇所や原因を見つけることが先決です。
相手の嫌いなところ、理由を以下の3種類に分類します。
1.外見(服装、印象、表情など)
2.言動(立ち居振る舞い、自分への接し方、相手から言われたことなど)
3.考え方や価値観(仕事のスタンス、方向性、良し悪しの判断基準など)
どうせなら相手の良いところに意識をむけてみると・・・
故障した箇所や原因を突き止めたら、次はそれとは違う、相手の良いところを探すように意識を向けていきましょう。
相手に対して「高慢なところが嫌い」、「チームワークを大切にしない」という意識を持っていると、私たちはどうしても、そのことばかりが目につくようになります。
これは私たちの脳の機能が関係していて、特定のことを意識していると、そのことに無意識に(たとえ嫌いでも)フォーカスして情報を集めてしまうのです。
例えばあなたも、こんな経験ありませんか?赤い鞄が欲しいなと思っていると、赤い鞄を持った人や、赤い鞄ばかり妙に目に入ってしまう。
これは心理学では「カラーバス効果」(※)と言われるものです。
(※)カラーバス効果
人の脳は特定のことを意識すると、その物事や関連した情報を積極的に認識する機能があります。私たちの脳は、自分がより強く意識していることを積極的に探してくれているだけなのですが、それが、自分にとって好きか嫌いかはまでは判別できません。
だからこそ、嫌いな人のことを避けよう、とか、嫌いだとフォーカスしていればいるほど、本当は遠ざけたいことを、引き寄せてしまうのです。
そうとわかれば、わざわざ自分で嫌な気分を増幅させてしまうのではなく、
脳の機能をもっとプラスに使って、相手との関係や相手への捉え方を良いものに変えてみてはどうでしょうか。
【3】とにかく自然に振る舞うことをこころがけていくと・・・
嫌いな人がいると、それだけで落ち着かないものですよね。
だからこそ、自然にふるまうことを意識してください。嫌いな人・嫌いなところを気にするほど、相手の嫌な部分を見つけようとします。
結果、自分の中で相手の存在はどんどん大きくなり、嫌いな感情も増幅させることになってしまいます。
自然にふるまうために、以下の2点を意識してみてください。
①嫌いという感情を混ぜないこと
嫌いという感情はあっても良いと私は思います。
ただし、それを相手の言動に対する判断基準に混ぜないようにしたいものです。嫌いな感情を持ったままでは、「嫌いな人の言ったこと」というだけで、先入観が加わってしまい、相手の言葉や行動そのものを正しく見ることができなくなってしまいます。
②当たり前のことを当たり前にすること
挨拶や御礼をはじめ、あなたが普通に周囲の人たちと接するように関わる、ということです。嫌いな相手に対しては、顔も見たくない!と避けてしまう人もいるかもしれません。
しかし、あなたが他の人とは違う不自然な態度を取っていると、それは相手にも必ず伝わりますし、周囲にもその空気は伝わります。
特別なことをする必要はなく、当たり前の関わり方をするだけだと、割り切ってみてはどうでしょうか。
【4】「違い」を受け入れ、認め、活かしていくことが・・・
一般的に、ダイバーシティ(Diversity)は「多様性」と訳されているが、実は「Diversity&Inclusion」を省略したもので、本来は「多様性の受容」ということを意味している。
そして、この「受容」という点が大切なのだ。
言うまでもなく、人間は人種や性別、年齢、身体障害の有無などの外見的な違いだけでなく、宗教や価値観、社会的背景、生き方、考え方、性格、態度、嗜好など、内面も皆違っている。
ダイバーシティとは、個々の「違い」を受け入れ、認め、活かしていくことである。
そこでは、「かくあるべし」と画一的なものを強要するのではなく、各自の個性を活かした能力を発揮できる風土を醸成していくことが求められている。
それは、個人のみならず、組織にとっても多様性の受容は大きなプラスになる、という考え方がベースにあるからだ。
【5】他尊の心がけをしていくことで・・・
人は、大いなる「自尊心」を持った生き物である。
人は、自分が特別な存在であると感じたとき、満ち足りた気持ちとなり、力を最大限に発揮できる。
これが、モチベーションの源となっていく。
ゆえに、「他尊」が大切になるのだろう。人の個性に価値を見出し、尊重すること。
このことの持つ意味は、非常に大きいと言える。
ダイバーシティを女性や高齢者、外国人といった集団や塊を対象ととらえても、そのなかにいる個人はあまりにも複雑で、多様性に富んでいる。
個人の違いを理解し、受け入れ、違いから生じるギャップを埋める努力をすることがとても大切である。
個人の側も、常に相手を理解しようとする謙虚さと思いやりの気持ちを意識的に持つことで、自分の取るべき行動が分かってくることだろう。
【6】他人の自己重要感を満たしてあげるように・・・
楽しくて、楽しくて、しょうがないというストーリーは、まず他人の自己重要感を高めることから始まります。
この世で人間が一番求めているもの、それが自己重要感です。
だから、普通の娘さんたちはお嬢様になりたがるし、いい車に乗りたがる。
でも、人というものは、どうしてだか知らないけれど、他人の欠点ばかりに目がいってしまう。
他人の自己重要感を満たそうとはしない。
奪うことばかりを考えるのです。
他人の重要感を奪って、自分の重要感が満たされることはありません。
世の中は道理で動いているのです。
顔を見るたびに、いつも社員を怒鳴り散らしているより、いつも人の自己重要感を満たしてあげていたほうがいいのです。
多くの人のストレスの原因となっている対人関係については、「対人関係を整える技術」も必要です。
「あなた=わたし」ではない。これが、対人関係をよくしていくための大前提となる思考
楽しくて、楽しくて、しょうがないというストーリーは、まず他人の自己重要感を高めることから始まります
顔を見るたびに、いつも社員を怒鳴り散らしているより、いつも人の自己重要感を満たしてあげていたほうがいいのです。