ダイエットはいくらやっても無駄!といいきる体重の「セットポイント」について調べてみた!

【1】カロリー制限によるダイエットはかえって脂肪を燃えにくくさせる⁉
私たちの体はカロリーを減らすと脂肪が燃えにくくなるようにできてるこのシステムがないと人間は適切な体脂肪を維持できなくなっちゃうんで、進化の過程で自然に備わったメカニズムなんですな。
そもそも体内でのエネルギー消費の
大部分を占めるのは運動による消費でなく
基礎代謝量(95%)基礎代謝量は一定ではなく
ヒトの体が有する
体重管理のホメオスタシス反応により
摂取カロリーを減らすと
最大で40%減少し
増やすと最大で50%も増える
【2】体重管理のホメオスタシス反応って?
カロリー制限・運動ダイエットでは
多くの場合は最大限10%の減量しかできずほとんどが1年以内に
リバウンドして体重が増え
10%の減量を1年間維持できた人は
6人に1人にすぎないリバウンドする理由は
体のダイエットへの反応のせいだカロリー制限で一時的に減量に成功しても
体がそれに抵抗して
空腹感が増し 代謝も落ちるので
遅かれ早かれ
反応としてのリバウンドが起きてしまうカロリー制限で
脂肪から強制的にカロリーを奪おうとすると
体が反応してリバウンドして
食べてしまうのである体重が減ると
体はこれ以上体重を減らすまいとして
代謝率が大幅に減り 空腹感が増すこの空腹感の高まりと代謝率の低下が
ダイエットの失敗とリバウンドの
原因にほかならない
カロリー制限の状態が長く続くと、起きてくる体の現象
【1】甲状腺ホルモンが減る
甲状腺ホルモンは、代謝スピード(=脂肪の燃えやすさ)をコントロールする、ダイエットの超重要ポイント。こいつの量が減るほど、基礎代謝もガンガンと下がっていきます。
【2】筋肉が減っちゃう
筋肉はエネルギーの消費量が大きいエリアなので、カロリー制限が続くと、体が「エネルギーを保存しなきゃ!」とパニックを起こして、脂肪よりも筋肉を減らそうとしちゃうんですね。
【3】ハンパない空腹感が起きる
「食べないと腹が減る」ってのは当たり前の話ですけども、この空腹感にはエクササイズを行う気力も奪う作用もありまして、たとえ同じ運動をしていてもダイエット効果は半減しちゃう。
ついでに、脳が「エネルギーを節約しろ!」と体に命令を出すもんで、自分でも気づかないうちに日常の動作がコンパクトになっていき、ますます消費カロリーは減っていきます。
とにかく、強引にカロリーを減らすと、脳と体が総がかりでエネルギーを節約しようとがんばっちゃうんですね。
体重のセットポイントが黒幕!?
セットポイントとは、人間の体に備わっている自動的に一定の体重を保つ仕組みのこと
摂取カロリーの増減に応じて、満腹ホルモンの量を調節し、食事量を勝手に調節することで体重を維持することができるという仕組み
つまり、人間の体は「空腹感」と「代謝」とのバランスを取ることで、体重を維持しようとしているのです。
体重を変えることは難しい
ヒトの遺伝子 体質に刻まれた
「体重のセットポイント」があり体重が変化すると
体はセットポイントに戻ろうとし
それを維持しようとするから出典空腹解消ダイエット1:脂肪細胞を教育すれば空腹は感じない | 高橋医院
このセットポイントは、約40〜70%が遺伝で決まっていると考えられており、双子を対象にした研究では、同じカロリー量を食べたとしても、遺伝の違いによって4倍も脂肪がつくペースが変わることがわかっています。
本来、人間の体は太らないようにできている
太りやすさは遺伝で決まるという考え方が有力ですが、「本来、人間の体は太らないようにできている」というのが、いまの肥満学の考え方です。
というのも、野生の動物で肥満体型の個体がいないのはもちろん、原始的な暮らしを送る狩猟採集民族の方たちも、食事制限なんてするはずもなくお腹いっぱい炭水化物を食べているにも関わらず、太った人はゼロなんですよね。
「それは運動量が多いからでは?」と思われるかもしれませんが、タンザニアのハッツァ族を調べた研究では、狩猟採集民族の消費カロリーは西洋人と変わらないことがわかっております。
これは要するに、セットポイントに逆らわない自然な暮らしをすれば、人間は自然に痩せた状態をキープできるということです。
体重を変えることは難しい
ヒトの遺伝子 体質に刻まれた
「体重のセットポイント」があり
体重が変化すると
体はセットポイントに戻ろうとし
それを維持しようとするから
セットポイントに逆らわない自然な暮らしをすれば、人間は自然に痩せた状態をキープできる